旅の魅力はいろいろありますが、不思議なことに、過去参加されたお客様達と、過去の旅に話が及ぶ時、決まって登場してくるのがトラブルとハプニングの話です。
「バスが急に壊れて10時間待たされた」、「飛び入り参加した結婚式が良かった」などで、日程表に書かれてた訪問地は、あまり話題になりません。
宿の話も「ユニットバスのカギが固まって閉じ込められて、出られなくなった」、「非常ベルが鳴り響いて、着の身着のまま外に飛び出した」などと、こぎれいで過ごしやすいホテルに泊まったことは、ほとんど忘れているのが実際です。
「5星のホテルに泊まる…」「世界遺産を周る…」と募集案内を賑わすツアーは、物見遊山の旅行で、私たちのツアーとは全く別物です。
さすがに宿泊地は、めったに変えることはありませんが、訪問する観光地と訪問時間はその時の状況に応じて、食事の内容も参加者の好みによって変えていき、観光よりも体験を重要視するのが、私たちの旅の提案スタイルであり、また参加者の求めている旅だと確信しています。
ツアーリーダーには、ハプニングを旅の要素として取り入れるような柔軟な自由さが、そして参加者には「もちろんお腹を壊すことも旅のうち」といった自己管理への意識が求められます。
私たちにとってツアーは、旅先をキャンバスとし、企画者とツアーリーダーという筆で、ガイド、体験、乗り物という絵の具を使って描く一つの絵画と考えます。
そこに描かれる絵は、筆と絵の具によって色と濃淡が変わってきます。
絵の中心は訪問地と観光地ですが、背景にあたる途中の景色と出会った人々がなければ、絵は完成しません。
もちろんその価値を認めて、絵を買ってくれるお客様がいなければ無意味です。
今の日本では、旅を絵に例える事ができる旅行者、企画者、ツアーリーダー、ガイドがその魅力をお客様に伝えきれているでしょうか?
旅を銀座の画廊で販売するような絵でなく、100円ショップで多量販売するようなコピーばかりが氾濫しています。
一度はこのキャンバスを皆様の家に飾ってみませんか?
一生ものの価値があるはずです。
目次
- 1 私たちは「歩きにこだわった旅」のプロ集団です。
- 2 旅行行程全体の行間設計までを行う、フルパッケージメーカーです。
- 3 ツアーの前もしっかりコミュニケーション。ツアー実施までのコンサルティング
- 4 テーマを設けた内容と多彩なコース設定!
- 5 地域の魅力発信に頑張っている専門講師を常に発掘。
- 6 旅のテーマ第一主義
- 7 ツアーリーダー(添乗員)がレギュラー化されています。
- 8 安全のため強いリーダーシップを発揮します。
- 9 自然、文化との触れ合い、参加者どうしの交流を目的とした『ゆとりある行程』です。
- 10 少人数志向です。
- 11 参加者どうしすぐに打ち解けます。
- 12 私たちの旅がすぐにまとまって和気藹々なワケ。
- 13 それぞれの地域の専門講師が同行します!
- 14 列の後ろでも講師の解説が聴き取れます。
- 15 できるだけ連泊滞在&個室対応致します!
- 16 環境に配慮した運営。
- 17 夕食は会食スタイルです。
- 18 歩くエコツアーであると意外と便利なものは?
- 19 安全優先志向です。
- 20 その他参加条件
私たちは「歩きにこだわった旅」のプロ集団です。
それは、旅の設計、仕入れ、手配、販売、添乗、お客様コミュニケーションの機能を自社内に持つ会社だからです。担当スタッフが足で集めた現地の最新情報を社内に集積しております。そのため、ツアーに関するご質問にも、各方面を熟知した担当スタッフが詳しくご案内できるのです。皆様一人ひとりの専任コンサルタントですから、ご参加いただくツアーについてお気軽にご相談ください。
旅行行程全体の行間設計までを行う、フルパッケージメーカーです。
フルパッケージの旅行は、訪問場所、歩くルート、移動ルート、その他アクティビティの内容を決める行程だけでなく、細かな配慮=行間設計を行っています。例をいくつか挙げると、
- 宿泊先は、施設内容だけでなく、前後のアクティビティへの移動のために便利な立地かどうか?
- 宿泊先の入浴施設は、参加人数にとって使いやすい状況か?
- 行程の拠点どうしの移動は何分かかるのか?
- 渋滞に引っかかる可能性は?渋滞を避ける工夫は?
- 食事場所は前後のアクティビティからどのスタイル、どの場所が最適か?
- アクティビティで埃っぽくなるから、食事の前に入浴利用をすべきかどうか?
- 食事はなるべくバラエティーに富んだ内容でと考えつつ、和食を取り入れるタイミングがあるのではないか?
- 自由行動の行程では、どんな自由行動ができるのかと確認
- テーマに沿った物語を提供できるガイドの選択
ツアー毎に行間設計として細かな配慮することは他にもいろいろあります。募集案内パンフレットと最終日程表に記す内容は、主要なポイントを簡潔に羅列したものにすぎません。移動など、それらポイントをつなぐ時間が必ず存在し、それも私たちの旅行商品の重要な部分と考えています。
この行間設計こそが、お客様自身では決して作り出せない旅行を提供することに繋がります。募集案内パンフレットの記載だけでなく、行間設計も他と比較していただきたいと思います。行間設計を欠いた旅は決して満足していただけないことでしょう。
ツアーの前もしっかりコミュニケーション。ツアー実施までのコンサルティング
装備、トレーニング方法、現地事情などのご相談にアドバイスします。コースによっては、ご要望に応じて説明会を実施します。お気軽にご相談くださいませ。
また経験豊富なツアーリーダーが出発前に電話にてご連絡差し上げます。ご不明な点がございましたら、何なりとお話くださいませ。
テーマを設けた内容と多彩なコース設定!
自然を様々な視点から観察し、撮影時間を十分にとった日程。動植物の生態や名前の由来、山菜やキノコなど旬の素材を享受したりと多彩な設定。
地域の魅力発信に頑張っている専門講師を常に発掘。
展示会、情報誌、人脈ネットワークを活用して常にリサーチを行っています。
旅のテーマ第一主義
旅のテーマに則した活動と体験を優先します。営利目的のショッピングにはご案内いたしません。ご希望のある場合は、お客様に最適な方法をアドバイスいたします。
ツアーリーダー(添乗員)がレギュラー化されています。
顔ぶれが決まっていることで、親近感や安心感が生まれます。
安全のため強いリーダーシップを発揮します。
優しく思いやりのある接客が基本ですが、危険をともなう大自然相手の旅であるため強いリーダーシップも必要です。安全第一に時には厳しい指示をさせていただきます。
自然、文化との触れ合い、参加者どうしの交流を目的とした『ゆとりある行程』です。
コースタイムの2倍ほどの時間をかけて歩き、ポイントでは、講師の解説を楽しんでいただきます。登山の場合、縦走よりもピストン往復を優先し、必ずしも登頂にはこだわらない歩き方です。
少人数志向です。
人数限定コースを多く設定し、より充実できる旅へのきめ細かなサポートと安全管理を確保できるように努めています。ツアーリーダー1名あたりの最大定員を20名様に限定させていただいています。
※2020年4月現在、感染症対策として1グループあたりの最大定員を12名様に限定させていただいています。
参加者どうしすぐに打ち解けます。
おひとり様参加が多いです。初対面でも旅の目的は同じですから会話が弾みます。
観光ツアーだと、スケジュールに追われ、治安に気を使いながら、予定調和の行程の消化になりがちで、無事に終わっても、思い出に残るのは何でしょうか。
一方、歩くツアーは、五感をフルにして感動します。
体で体験したことは、いい思い出が残ります。
さらに歩いて感動したことを共感できる仲間がいます。
お部屋は、原則として男女別相部屋となっています。
私たちの旅がすぐにまとまって和気藹々なワケ。
婚活パーティーが盛り上がる極意を教えてもらいました。
最近の婚活パーティーは、飲み会よりもカルチャー活動が多いそうです。
司会担当の方は、参加者の会話を盛り上げるために、その活動で使う道具を敢えて人数の半分ぐらいで揃えておきます。
この不十分な状況が、参加者どうしの会話を自然にうむのだそうです。
これって私たちの旅でも似ていますよね。
山、野山など自然は、日常生活よりも不便なのが常。
それぞれが旅を楽しむためには、声を掛け合って、不便を補い合いますよね。
私たちの旅がすぐにまとまる、その良さは、自然そのものが持つ不便さにあったんですね。
それぞれの地域の専門講師が同行します!
ツアーリーダーを加えて2名以上の体制で歩きます。花や野鳥・動物の名前だけでなく、その生態や私たちとの関わりなど、専門分野について楽しくわかりやすくお話しいたします。※ 同行講師は、変更になる場合がございます。
列の後ろでも講師の解説が聴き取れます。
イヤホンガイドシステムを使用!参加者全員に案内が行き届くようにガイドシステムを使用します。
※『山歩き観察』の表記がある旅など一部ツアーを除きます。
できるだけ連泊滞在&個室対応致します!
宿泊はできるだけ連泊し、落ち着いた施設でくつろぎの時間を設けます。
個室希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。別途料金にて対応します。
※ 現地状況により対応できない場合もございます
環境に配慮した運営。
環境へのインパクトを考え、コースによっては定員を制限しています。携帯トイレも率先して使用します。
夕食は会食スタイルです。
夕食にバイキング形式のツアーが多いですが、参加者どうしの交流がしやすいように、夕食は会食形式で行っています。料理を囲んで旅の思い出など情報交換もできます。
※2020年4月現在、感染症対策のため、宿泊事業者のガイドラインに則って旅程管理を行っています。
歩くエコツアーであると意外と便利なものは?
双眼鏡、携帯ルーペ、野外用図鑑があると旅の楽しさが増します。購入の相談にも応じますのでお問い合わせ下さい
安全優先志向です。
中高年者の登山&トレッキングは、健康志向や第二の人生の目的意識などにより大きな分野となっています。自然に触れて歩くことを自分の中に取り入れ、人生を活き活きと楽しんでいる方々を多く見受けます。
それに伴い野外での事故、遭難も比例して増えています。
ご参加の皆様も「山岳や野外という危険な場所に入るのだ」という認識を持ち、体力づくりをきっちり行ってください。
山、野外でのトラブルは年齢、性別自体は全く因果関係はありません。トレーニングをしているか、していないかによります。年齢を重ねれば山に行くことが一番のトレーニングになっていて、年齢とともに山に行く回数を増やさなければなりません。ぜひ人生の楽しみと目標のために、近郊の低山を繰り返し頻繁に歩いてください。速度やや速めに長く歩くように意識して歩いてください。筋肉痛が出れば、トレーニング効果あった証しになります。
トレーニング方法についての問題点は、お気軽にご相談くださいませ。
歩行レベルを具体的に設定して、コースのレベル分け
お客様のレベルに合った旅をお選びいただけます。ご参加いただける年齢は原則問いませんが、ご予約の際に歩行歴、山行歴を確認させていただいています。
連絡通信手段を確保
ツアーリーダーは携帯電話(離島に強いNTTドコモ)を携行し、スムーズな運営や緊急時の連絡手段として活用しています。
登山(山登り観察)の場合は登山計画書を提出しています。
もしもの事故にも、すぐに救助体制を確立する布石です。
「事故はいつでもおこりうる」を認識
運営スタッフは状況を予測するため、また予測できなかった事態にも冷静に対処できるように勉強会や救助訓練、救急法訓練などの研修に参加しています。もしもの事故にも、すぐに救助体制を確立します。
特に登山事故や海外での疾病の場合は、治療費、移送費、その他救援・捜索等多額の費用がかかることがありますので、お客様ご自身で十分な額の旅行傷害保険に加入することをお勧めします。
その他参加条件
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健康に不安のある方、医師から運動を禁止されている方のご参加はできかねます。
特に山歩き観察において心肺系疾患については十分な注意が必要になります。
心血管系疾患、呼吸器系疾患、高血圧、糖尿病、消化器系疾患などの慢性疾患がある方は医師にご相談ください。
- ツアーは団体行動となりますので、団体の規則を乱す恐れのある方は参加をご遠慮ください。
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天候や現地事情によりコースの変更など、行程に大幅な変更が生じる場合がございます。
ツアーリーダーの判断および支持の厳守にご協力ください。